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日本産イモリの飼育方法

2005年06月24日 20:04

今回イモリを飼い始めるにあたって
調べてわかった事をまとめてみました。

これからイモリを飼おうかなぁと思っている方の
参考になればうれしいです。


◆種類
日本産イモリには、アカハライモリ(ニホンイモリ)と、
沖縄に生息するシリケンイモリがいます。
奄美諸島に生息するアマミシリケンイモリもいますが、
ほとんど一般には出回らないそうなので、
ショップで売られているのは、アカハラかシリケンのどちらかでしょう。
アカハラは10cm前後、シリケンはそれよりも大きく15cm前後になるようです。

外国産イモリは暑さに弱いものが多く夏はクーラー必須のようですが、
日本産イモリだと直射日光を避け、なるべく涼しい場所に
置くようにすれば問題なく夏越しできるようです。
沖縄産のシリケンの方が暑さに強いであろうことが推測できます。
(沖縄のような亜熱帯に生息するイモリは珍しいそうです)

アカハラのお腹の赤色は大変きれいですが、
シリケンはそれに加え背中にオレンジのラインが入ったり
黄色がかった白い斑紋が入る個体が多く、
さらにきれいなイモリといえるでしょう。


◆飼育設備
濾過もヒーターも必要なく、水槽でもプラケでも
100均のタッパーでも飼えますが、ぴっちりと蓋ができることが重要です。
そういう意味ではプラケが最適かもしれません。

水槽で飼う場合は、ガラス蓋の切り欠きなどの隙間を
完全に塞ぐ工夫が必要となってきます。

意外かもしれませんが、イモリはガラス面を器用に登り、
かなり小さな隙間からでも脱走します。
両生類であるイモリにとっては「脱走=死」ですから注意が必要です。
もし脱走されたら、一刻も早く発見してあげなくてはいけません。

見映えを気にしなければ、砂利も水草も必要ありません。
(繁殖させるなら産卵床として水草が必要)
ただし、石や流木、亀用の浮島などで作った陸場が必要です。

例:うちのシリケンイモリ飼育プラケ
imo_sui_ue050624s.jpg

imo_sui050624s.jpg

アカハラは水棲が強いようですが、
シリケンはそれよりも陸棲が強めですので、
陸場を広くとってやる方がイモリが落ち着くと思われます。
うちのシリケン幼体は、ほぼ1日中、陸に上がっています。

多頭飼いも可能ですが、共食いをするので、
繁殖目的でなければ単独飼育をお勧めします。
イモリ同士の大きさにそれほど違いがなければ
致命的になる場合は少ないですが、手足や尻尾の欠損が起こります。
再生能力が強いので再生しますが、完全に再生するとは限らないようです。


◆餌
虫やナメクジが好物のようですが、
亀の餌(レプトミンなど)で飼育可能です。
アカムシも喜んで食べますがそれだけだと栄養が偏るので、
人工飼料も与える方がよいでしょう。

餌に対してかなり貪欲なため、餌付けで苦労することは
少ないと思われます。
小さなイモリで人工飼料が口に入らない場合は、
人工飼料を砕いたものをアカムシにまぶして与えるといいでしょう。

うちでは、水でふやかしして割ったキョーリンカメの餌かアカムシのどちらかを
1~2日に1回ピンセットで与えています。
ピンセット給餌は面倒ですが、ピンセットから餌を食べるイモリは
かわいいですし、水質悪化の防止にもなります。

成体だと、1週間に1~2回の給餌でいいようです。
逆に与えすぎは害になるようです。


◆毒
イモリの体表から出る粘液には毒があります。
常に分泌されているわけではなく、興奮したり刺激があると
分泌されるようです。

犬がイモリを食べて死んだ事例もあるようですので、
犬猫を飼われている方は蓋をしっかりするなど、
イモリに悪戯できないように注意して下さい。

人間はそれほど神経質になることはないと思いますが、
イモリを触った手で目をこすったりしないようにしましょう。



以上です。
参考になったでしょうか。

なお、上記飼育方法は、上陸後の幼体~成体の飼育方法です。
幼生については全く飼育方法が異なるので注意してください。

イモリは代謝が低く、細く長く生きる生き物です。
ある実験では、水温4度、無給餌で1年間生き抜いたそうです。
普通に飼育すると軽く10年は生きます。
20年以上生きているイモリもいるようです。

自然で捕獲したイモリなら、飼育できなくなったり飽きたりすれば
もといた場所に返してやればいいですが、ショップで買ってきた
生息地不明のイモリを適当に近所に放すのは問題があります。
私も調べてみるまで、イモリがこんなに長生きするとは知りませんでした。
飼育される方は、長い付き合いになると心して
飼育を始めるようにしてくださいね。

「いいよいいよ、長生き大歓迎!」という人にとっては、
くりくりっとした目がラブリーな、手間のかからないかわいい
ペットとなってくれるでしょう。

私もまだまだイモリを飼い始めたばかりの初心者です。
このかわいいシリケンイモリをちゃんと大人に育てあげ、
少しでも長生きさせてあげられるよう頑張っていきたいと思っています。

imo050624s.jpg

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コメント

  1. みなと | URL | -

    感謝です

    うわぁ~
    こんなに詳しく解説いただいて感謝です!
    これで衝動的に連れ帰っても大丈夫な知識がつきましたw

    どこか近くで売ってないかなぁー

  2. shana | URL | QvfgIWC6

    うーん、これは参考になりますね。勉強させていただきました…って、飼う気満々かよ(;´Д`)でも、子供の頃からトカゲやアカハラを捕まえて遊んでいた人間なので、やっぱり飼ってみたいんですよねぇ。は虫類も捨てがたいな、などとも考えております、はい。

  3. けんこ | URL | HfMzn2gY

    >みなとさま
    失礼ですが、お住まいは田舎の方でしょうか。
    ショップで見かけないということは、近所に生息しているものと思われます。さぁ、網を片手にフィールドへ(笑)
    総合ペットショップや、ホームセンターなどの両爬コーナーで地味ーに売られていることも多いです。

    >shanaさま
    爬虫類だと、ヒョウモントカゲモドキあたりがかわいいなぁ。
    ただ、紫外線が必要だったり、生餌が必要だったりで、躊躇してしまうんですよね。
    その点、イモリは楽チンですよ♪

  4. みなと | URL | -

    いやぁ・・・千葉なんですけどね。
    そりゃ山の中に行けば生息していると思いますけどぉ・・

    近所のHCのペットコーナーでは爬虫類はいるんですけど、両生類は1匹もいません。
    地域柄なのかもしれないですけど。

  5. けんこ | URL | HfMzn2gY

    失礼いたしました。都会にお住まいだったのですね。
    私の行く熱帯魚屋には、なぜかカエルやウーパーやカブトムシまでいます。大型ペットショップには爬虫類もいるし^^;
    私は関西なのですが、関東はショップが充実していてうらやましいです。


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